うさぎは、種類にもよりますが時速60~80キロで走ることができるそうです。
また、高くジャンプもします。あの小さな体のどこにそんなパワーがあるのか。
うさぎの小さな体について調べてみることにしました。
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うさぎの骨格
うさぎの骨格は体重の約7~8%と軽いです。
理由としては、少しでも体重を軽くして、捕食動物から逃げるのに利点とするためです。
しかし、骨格筋は体重の約50%以上あり、筋肉が非常に発達しているため、自らのキック力で骨折してしまうことがあります。
脛骨には構造的な問題もあります。
主に骨折してしまう部位には、大腿骨、ふともも、前足です。
原因としては、ゲージに引っ掛ける、高いところから落ちる、壁などにぶつかる、さらに骨粗しょう症もあります。うさぎは我慢強いので早い処置が必要です。
肩甲骨の棘下窩は三角形、肩峰の鉤上突起は大きく突出しています。他の生き物では、腸骨、坐骨、恥骨からなる寛骨臼は、うさぎの場合、腸骨、坐骨とそのほかの小さな骨からできています。
うさぎの体
もともと野生のアナウサギから作り出されたペットのうさぎの体には、木々椎谷性生活を生きてきたアナウサギから受け継がれた優秀な能力と、特徴があります。
うさぎの特徴ともいえる大きな耳はいろんな方向に向きを変えられます。
(垂れ耳のロップイヤー種だけは苦手ですが。)
そうして遠くの小さな音も聞き逃さずキャッチします。また無数の毛細血管が張り巡らされており、汗をかかない体の代わりに耳から熱を放出しています。
目は顔の左右両側にあります。
他の捕食される側の動物同様に360度見えるので、背後から襲われる前に察知して逃げます。
また夜行性なので薄暗がりでも物が見えますが、視力はあまりよくありません。
鼻はとても敏感で、においで自分やほかのうさぎの縄張り、敵か味方かの認識をしています。
歯は全部で28本あります。
大きな前歯4本のうち、上の前歯のすぐうしろにも2本の歯が重なるように生えていますうさぎの歯はすべて一生伸び続けるので、硬い繊維質の干草などを食べることで磨り減って適度な長さを保ちます。
ヒゲは空気の流れや密度まで感じ取れるといわれるほど敏感です。周囲の状況を感じ取るセンサーのような役割を果たします。
肉垂れというのは主にメスのうさぎに多く見られる、あごの下にできる分厚いマフラーのようなたるみのことで脂肪を蓄えています。
うさぎ用語で「マフマフ」と呼ばれます。
尻尾は短いヘラのような形をしていて、仲間に危険を知らせる合図としてピンを立てたりします。機嫌のいい時は振ったりもします。
前足は5本の指があり、物を掴むのは苦手ですが巣穴を掘るための鋭い爪が生えています。
後ろ足は瞬発力に優れた筋肉が発達していて、数メートルを飛び越える抜群のジャンプ力の源です。
まとめ
うさぎは捕食される側の動物ですが、厳しい野生の中を生き抜くための能力を小さな体の中に持っています。
自分の手の中にいるときは心から安らいでくれるように接し方には気を付けなければいけません。
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