うさぎの歩き方がいつもと違い、前足を浮かせたり滑らせたりする動作をする時には、骨に異変が起こっている可能性が高く骨折していると考えられます。
症状が出て明らかに不調がある時には、直ちに獣医師へ診てもらうようにしましょう。
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気づくのが遅れてしまった場合でも、骨折により食欲もなくなるなどの症状が出た時にはかなり消耗してしまっているので、直ちに診察をしてもらいましょう。
前足には橈骨と尺骨の2本の骨から構成されている
うさぎの前足は橈骨と尺骨の2本の骨から構成されているのですが、その部分が折れることで足を浮かせたり滑らせたりする動きにならざるを得ません。
人間で想像する骨折ならギプスや手術が即座に必要になるのですが、うさぎの場合には状況次第で対応が異なります。
ピンを入れる、プレートを当てる治療は不適
犬や猫ならピンを入れることやプレートを当てる治療が行いやすいのですが、うさぎで個体が小さい場合には、ピンを入れることで骨が砕けてしまう恐れがあるので、この治療は行えません。
しかし、骨折したままで放置をするのは、これからうさぎが生きていく上でかなりの支障が出てしまうのは確かです。
確かに、安静で放置をしていると骨折をしていても着くことは着きますが、曲がったままの状態で固まるので使い勝手が悪くなります。
ギプスで固定するのが消去法で選ばれる
ピンを入れたりプレート当てたりする治療、あるいは、安静で自然にくっつくのを待つ選択にもそれぞれのリスクがありますので、結果的にウサギが前足を骨折した場合にはギプス固定になります。
まっすぐな形で固定を行うと時間をおいて経過を見ればくっつくようになります。
もちろん、ギプスを装着する際には麻酔を用いて行なわれるのですが、何しろうさぎの足は細いので、獣医師が細いものを工面して作成してくれることもあります。
まとめ
うさぎの前足に異変が起こった場合には、獣医師に診察をしてもらいそれぞれの個体、年齢などに応じて最適な治療法を検討してもらうようにしましょう。
また、普段の飼育環境でもうさぎは骨折しやすい特性を持っているので、飼い主も充分に配慮をしてあげましょう。
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