生き物を飼っているうえで、病気や怪我の対処法を知っておくことは大切です。
いざという時に慌てないためにも、飼っているうさぎの目や、指が腫れている場合の対処法について調べてみました。
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うさぎの目が腫れている、その原因と対処法
うさぎの目が腫れている原因は、大まかに言って、次の3つと言えます。
・ほこりが入ったり、細菌感染などによる結膜炎。
・鼻が短く、大きな丸い目玉が外に突び出した体の構造であるため、
目が物にぶつかった弾みでの角膜損傷。
・奥歯の伸び過ぎが原因での、歯の不正咬合。
瞼の裏側から目の白目までの部分を結膜と言って、この部分に炎症が起きることを結膜炎といいます。細菌感染によって結膜炎を起こすと、うさぎの目が腫れたり、粘液性の目やにが出たりします。
何らかの弾みで、目の中に異物が入り(先端の尖った干し草など)、角膜に損傷を受けると、うさぎの目は赤く腫れ上がり、涙がひっきりなしに流れ出て、粘液性の目やにが出ます。
歯の不正咬合で、奥歯に炎症や感染が起きたり、伸びた歯が鼻涙管を圧迫すると、やはり、目や、その周辺が腫れ上がったりなど、目に影響が出やすいです。
結膜炎の場合は、目を洗浄・消毒して、抗生物質の目薬や、目専用の塗り薬を投与してもらいます。
角膜損傷の場合、点眼薬の治療が主となります。
不正咬合は、歯の噛み合わせを直す施術を獣医さんにしてもらいます。
うさぎの目の病気の9割は、悪い歯並びからくるものだとも言われています。
兎粘液腫という病気
上記3つの他に、兎粘液腫という病気があります。
ミクソーマウイルスというウイルスがうさぎの体内に入ることで感染し、1週間以内に瞼や鼻、耳などが膿で腫れあがり、目も開けられず、耳も聞こえなくなってしまいます。こうなると、治療は不可能です。
ウサギノミに咬まれることによって罹ります。
日本では、家畜伝染病予防法にて届出伝染病に指定されています。
ノミの他、蚊も、この病気の媒介になると言われています。
うさぎの指が腫れている、その原因と対処法
うさぎの指が腫れている原因には、以下のものが考えられます。
・爪が折れ、爪の付け根の皮膚の部分が細菌に感染してしまった。
・疥癬ダニに刺され、痒さのあまり掻きむしったために腫れてしまった。
・骨折や脱臼。
この他、厳密に言えば指の腫れとは言えませんが、足底が腫れて、皮膚炎を起こすこともあります。うさぎには、犬や猫のような肉球がないため、足底の皮膚はとても薄く、弱いです。
何らかの原因で、足底に過剰な負担がかかった場合、血流が悪くなり、そこの皮膚が赤くなってただれ、傷つきます。
うさぎの異変に気づいたら、すぐに病院に連れていきましょう。
まとめ
うさぎの目や、指の腫れについて、様々な原因があることがわかりました。
目の疾患は、治癒しににく、再発しやすいと言われています。つぶらで可愛いうさぎの瞳が病に侵されないよう、普段から気をつけてあげたいですね。
足底に優しい床材など、うさぎを取り巻く環境にも留意してあげましょう。
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