うさぎの尿は様々な色や状態であることがあります。
尿の状態やその他の健康状態と併せて診断することになりますので、うさぎの様子をよく観察し、確認しておきましょう。
しかし、はっきりと尿が血に混じっていたり、多量の出血が見られる場合は急いで病院に行ったほうが良いかと思います。
うさぎの尿の状態をチェック！
まずは普通の透明な尿の場合ですが、これは正常ですのでなんの問題もありません。
次に白っぽいサラサラしたものが尿に混ざっている場合、これはカルシウム結晶が混ざっている状態です
うさぎは過剰に摂取したカルシウムを尿とともに排出しますので、このサラサラがあること自体は病気ではありませんが、これが多すぎると膀胱の中で結石になってしまうことがありますので、それによって膀胱炎になったり血尿を引き起こすことがあります。
血ではないがオレンジかかった尿
それから、血ではないがオレンジかかった尿が出る場合ですが、これはポルフィリンという色素が尿に混ざっている状態です。
詳しい原因は分かっていませんが、これも病気ではありません。
しかし、見た目で血尿と区別をつけるのは難しいです。
血尿の場合
この場合、原因は前述した膀胱結石によるものか、子宮疾患によるものか、それ以外かのパターンに分けられます。
膀胱結石の場合、そこから膀胱が詰まって尿が全く出てこなくなる場合があります。
そうなると途端に命に関わる事態になります。
また血尿というより多量の出血が見られた場合は、何かの拍子に子宮の血管が切れてしまった可能性が高いです。一刻も早く手術が必要になりますので、病院に急ぎましょう。
こういった事態を予防するには、膀胱結石には食生活への配慮が必要になります。
特に水分をこまめに摂らせるようにしましょう。
子宮疾患の予防法は確立されていませんので、一番確実に防ぐ方法は前もって避妊手術するということになります。
まとめ
うさぎに血尿が見られた場合は、悪化して大変な事態になる前に、すぐにお医者さんに連れて行きましょう。
そのときに、尿の頻度や尿の状態、うさぎが痛がっているかなどが分かっているとスムーズに診察が進みます。
よく観察しておきましょう。
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