肉垂とは顎の下にある皮膚がたるんだようになっているところのことをいいます。
野生のうさぎの場合はエネルギーを蓄える貯蔵庫のような役割をしますが、安定した餌を与えられている飼いうさぎにとっては特別必要なものではありません。
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肉垂は個体差がある
メスのうさぎ特有のもので、年齢を重ねるとホルモンの影響で肉垂ができます。
小型で肥満になりにくい品種のうさぎは肉垂ができないものもいます。(稀に太りすぎたオスに見られることもあります)
肉垂があまりに大きいと首に熱が溜まりやすくなり皮膚炎になりやすくなります。
特にうさぎは体に汗腺が乏しいため体の熱を逃がすことが苦手です。
またうまく毛づくろいができないと汚れが溜まったり血行不良になることもあります。夏場は熱中症になりやすく、注意が必要です。
肉垂が大きくなりすぎてしまう場合、うさぎが肥満であることが考えられます。
体が重くなればそれだけ運動量が減り、また体重が増加するという悪循環になりかねません。
運動量が減るということは、動き回ることが大好きなうさぎにとっては大きなストレスになります。
このことから、肥満を放置すると様々な病気を引き起こすことがわかるかと思います。
肥満が引き起こす疾患
・関節に負担がかかる
体重があれば足の関節にかかる負担も増しますので関節炎を引き起こします。
・足底皮膚炎
通常毛で覆われた足底が、体重増加によって床ずれをおこしたように毛が抜け落ちて皮膚炎にかかりやすくなります。
・呼吸機能の低下
気道周辺に脂肪がついてしまうと空気の取り込みがうまくいかず、肺や横隔膜の機能の低下がおこります。
うさぎの肥満はなかなか見た目で分かりにくいので、気になるときは健康診断を受けたり、毎日体重を測定してあげるなどの管理を心掛けましょう。
まとめ
肉垂はすべてのメスに現れるもものではありませんが、肥満傾向にあるうさぎは肉垂も大きくなります。
長生きしてもらうためにも適切な体重の範囲を超えないよう、食事量や食事の内容の見直し、毎日の運動量など飼い主が責任をもって気をつけてあげましょう。
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