ウサギの女の子は、病気予防の観点での避妊が、とても重要です。
では男の子は、どうなんだろう?そこのところを調べてみました。
去勢する理由
ウサギの女の子は高齢になると、深刻な子宮の病気になるリスクが、とてつもなく高いため、多くの獣医さんや、ウサギ愛好家さんは、若いうちの子宮摘出を薦めます。
では男の子は?というと、女の子ほど深刻では無いようです。
なので、ウサギを去勢するのは、純粋に繁殖を抑える・オシッコをかけて縄張りを主張するスプレー行為を抑える・飼い主さんの手に噛み付く行為を抑えるなどの場合が多いそうです。
ウサギの繁殖力
ウサギは、生後4ヶ月から6ヶ月で生殖可能となり、妊娠期間は30日~35日。
一回の出産で4匹~5匹、多い場合10匹が誕生。
女の子は、出産後すぐに子作りが可能だそうです。
なので、ちょっとした計算をしてみました。
男の子2匹・女の子2匹いたとして、妊娠期間1ヶ月、一回の出産に5匹、生まれる男女比は半々、出産後すぐに子作り開始、生まれた赤ちゃんも生後5ヵ月から子作りに参加とした場合、1年後には500匹くらいになる計算でした。
もちろん単純計算での話なので、参考になる数字ではありませんが・・・
スプレー行為
あちこちにオシッコをかけまくる、いわゆるマーキング行為です。
部屋の中に放した場合、壁・家具・人と本当に、手当たり次第にかけまくるウサギもいるようです。
部屋飼いする飼い主さんにとって、こちらも深刻で、つがいにしてない飼い主さんでも、スプレー行為に手を焼き、去勢に踏み切ったと云う体験談を多く目にしました。
獣医さんのホームページでは、去勢後9割はスプレー行為が改善されると記載されてる場合が多く、去勢に踏み切った飼い主さんの体験談として、驚くほど改善されたと云う物もありました。
ただ、やはり去勢してもスプレー行為が改善されなかったとの体験談もあり、効果は、まちまちのようです。なお去勢に踏み切った飼い主さんによると、去勢手術後、すぐ効果が表れると云う訳でもなく、1週間~2週間かけて、徐々にスプレー行為が減っていったとのことでした。
噛みつき
縄張りに侵入する者への攻撃として、飼い主さんでも噛み付かれる場合があるそうです。
ヌイグルミなどで、いわゆる“仮想敵対者”を用意すると、飼い主さんが噛まれなくなる場合もあるとのこと。
術後の注意
去勢手術しても、1ヶ月くらいは繁殖が可能で、男女つがいにする場合は、注意が必要とのことでした。
料金の目安
去勢の費用は1万5000円~3万円くらいの動物病院が多いのですが、術後ケアの充実した病院では5万円くらいかかる場合があるようです。
まとめ
去勢手術に踏み切っても、麻酔のことを心配する飼い主さんは、本当に多いようです。
実際、麻酔でウサギを亡くしてしまったとの体験談も目にしました。
ただ、ウサギの麻酔も、昔より進歩していて、その安全性は近年、格段に上がっているそうです。
なお、ウサギの精巣も癌化する場合もありますが、女の子の子宮ほど深刻な頻度では無く、病気予防として去勢手術させる飼い主さんは、ほとんどいないとのことでした。
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