一般的に言われていることですが、どんな動物でも排泄物の状態を観察すれば、その健康状態がわかるといいます。
では、うさぎはどうなのでしょうか?
人間と違って、一生涯完全草食性であるうさぎは、どんな糞をして、そして、その形や大きさはどんなものがベストなのでしょうか?
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うさぎの餌について
前述の通り、うさぎは一生涯完全草食性の動物です。
野生のうさぎは、野山や森林を自由に駆け回り、木の根や草、樹皮など様々な植物性繊維質を食べて生きていきます。
肉食獣や人間の腸とは違い、うさぎの腸は長く特殊な構造をしていて、自分が必要な分の植物繊維を、消化吸収し易くする用途に適しています。
飼いうさぎの場合、飼い主がうさぎの栄養バランスに気をつけて、餌をあげなければなりません。
どれだけ与えてもよい餌は、牧草です。
牧草だけでは不足がちな栄養素を補う点で与えるのが、ペレットです。
うさぎとのコミュニケーション用途や、うさぎの可愛らしい仕草を見て幸福感に浸りたいと思う飼い主さんなら、おやつは必須要素でしょう。
ですが、ペレットとおやつは上げすぎに注意しましょう。ペレットは上げすぎている場合が多いので、うさぎの体重と比較し、きちんと計量してから与えましょう。
適切なペレットは、繊維質が20%以上含まれているものが良いとされます。繊維質含有量が10%以下のぺレットでは、腸炎を発症しやすくなります。
その点、グルテンフリー(小麦粉不使用)のラビットフードは、うさぎの重大疾患である消化器官のうっ滞や、毛球症を引き起こしにくいという点で良しとされます。
うさぎの糞の形、大きさについて
バランスの良い餌を食べていれば、うさぎの健康状態も良く、糞も良い状態のものが排泄されます。
糞の形は、ころころとして丸く、全てが均等で、大きいです。
糞が大きければ大きいほど、牧草をたくさん食べている健康的なうさぎの証拠です。
適度に柔らかく、中を割って見てみると、ふっくらとした牧草が詰まっています。
牧草を食べる割が多いうさぎ程、糞は大きく緑色に近い色となります。
一方、偏った食事をしているうさぎは、小さく固く黒っぽくなります。ころころとした形もあれば、やや長細いなど、形も不均等になります。
盲腸糞
牧草以外は、少量食べればお腹が満たされる餌がほとんどなので、少量の餌でお腹がいっぱいになってしまうと、胃腸が動かず、うさぎの健康に良くありません。
嗜好性が偏っているうさぎもいるかと思いますが、牧草を大量に食べさせ、健康的に育てましょう。
なお、うさぎは、通常のころころとして乾燥している糞とは別に、もちもちとしてべちゃっとした盲腸糞というものも排泄します。
消化しきれなかった植物繊維を、その長い盲腸の中で発酵し、吸収しやすい栄養素に変えてから排泄するのです。排泄直後は、表面がテカテカしており、その盲腸糞を再び食べることによって、足りなかった栄養分を補うことができるのです。
まとめ
与える餌によって、うさぎの糞の形や大きさが随分変わることがわかりました。
飼っているうさぎが、いつもは大きい糞なのに、今日は小さくて黒いな、などと気づいた時は、獣医さんの意見を聞いたり、牧草を多めに食べさせたりなどして、食生活を上手にコントロールしてあげましょう。
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