うさぎが糞を食べている姿を見て驚く飼い主もいると思います。
口にしているのは盲腸糞と呼ばれるものです。
普通の糞と違い、盲腸糞には栄養があります。
うさぎは体内で作り出したこの糞を自ら口にすることでエネルギーを補っているのです。
ですが、中には盲腸糞を食べずに残すうさぎもいるようです。
その理由を調べてみました。
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栄養満点の盲腸糞!せっかくなら食べて欲しい!
盲腸糞とは、うさぎが作り出したタンパク質やビタミン、多くの微生物を含んだ食事です。
通常ブドウ状で排出され、これを口にすることで栄養補給を行っています。
しかしうさぎの中には作られた盲腸糞をそのまま残す個体がいることも事実です。
せっかく体内で作られても、摂り込まなければ意味がありません。
どうしてうさぎは盲腸糞を残すのか、いくつかの原因を探ってみました。
栄養満点な盲腸糞ですが、そもそもうさぎに栄養が充分足りていれば摂り込む必要はありません。
餌の過剰摂取
エネルギーを補う目的で体内で作成したものなので、餌で満たされていれば口にする回数が減るでしょう。
気をつけたいのが、餌の過剰摂取で盲腸糞を食べないケースです。
餌をあげすぎてしまうと肥満につながります。
体に支障があったり肥満になると体格が変化するため、上手く食べられない個体が出てきます。
かわいいからと穀類や野菜を多く与えてしまうと、カロリーオーバーとなり、体重がどんどん増えていきます。
ご褒美やおやつ感覚であげるべきものを過剰に出していないか確認をしてみましょう。
うさぎは餌を与えれば、あるだけ食べてしまいます。
飼い主がうさぎに合わせた適正体重を把握し、量を調整することで盲腸糞を食べてくれるようになるでしょう。
ストレス
餌の与え方が適正ならば、考えられるのがストレスです。
盲腸糞は一般的に朝から午前中にかけて作り出されます。
餌をあげる時間や、ゲージの外へ出すタイミングが乱れすぎているとうさぎの体内に影響がでることがありますが、そうでないのならストレスによる消化不良の可能性があります。
飼い始めのうさぎだと、環境に慣れるまでストレスを感じやすく糞に問題が出ることがあります。
飼い主に慣れていたとしても、ゲージが不衛生だったり、環境が変わると体調不良になることもあるようです。
まずはうさぎの身の回りを観察し、不快感がないか、ストレスになるものはないか考えましょう。
解決できればうさぎは普段通り盲腸糞を食べるようになります。
お腹の調子が悪いと盲腸糞が出る時間帯に軟便が出ることがあります。
うさぎはこの糞を食べません。
軟便を確認したら、そもそも正常に盲腸糞が作られていない疑いがあるため、必要なら獣医の診察を受けましょう。
盲腸糞はうさぎの糞全体の30〜80%の量にあたるとされており、普通の糞より多い印象があります。
健康で多くの盲腸糞が作られているため食べないのであれば安心ですが、そうでないなら心配です。
どうしても改善が見られないなら、健康診断を受けるのもひつの手だと言えるでしょう。
また、うさぎの中には盲腸糞ではなく普通に排泄された糞を口にしてしまうこともあるようです。
心配になってしまいますが、うさぎが糞を口の中で転がして吐き出す仕草はよく見られるので安心して下さい。
与えている牧草の匂いがするからだとも言われますが、足りない栄養素があり、それを補おうと咥えている可能性もあります。
この行為が見られたら、1度餌の内容を確認すると良いでしょう。
このようにうさぎが盲腸糞を食べない原因は様々です。
うさぎの様子を観察し、適切な対応をしていきましょう。
まとめ
うさぎが盲腸糞を食べない理由は多岐に渡ります。
健康で盲腸糞がたくさん排泄されており、多すぎて食べれないのなら問題はありませんが、体調不良で作り出せないとなると心配です。
ストレスや病気の面も疑いながら、うさぎの健康を守り飼育していきましょう。
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