盲腸糞について調べてみました。
まず、盲腸糞って何?と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も初めて聞いた時は「何?これ」って思いました。同じ事を感じている方もいらっしゃるかも・・と思い自分なりにいろいろ調べてまとめました。
では、一緒に見ていきましょう。
盲腸糞って?
盲腸糞とは、うさぎが自ら作り出したたんぱく質とビタミンと多くの微生物を含んだ食事の事です。これを食べることでエネルギーを取り込んでいるのです。
直接口をつけて食べるのですが、そうでない子もいます。
その子は栄養が足りている場合であれば全部食べなくてもそこまで心配なさらなくても大丈夫でしょう。
食べるのが上手く出来ない子もいたりするので、食べない理由は様々です。
盲腸糞は、生活リズムと密接に関係してる
通常、日中にしますが食べ残す場合がまれにあります。それは、生活スタイルが変わった時に見られる様子です。心配な場合は、環境全体等を見直してみる事も大切です。規則正しい生活リズムを送る事が出来ると、お腹の消化システムも安定してきます。
盲腸糞は、排泄される糞全体の30~80%の量にあたるようで、健康で沢山の量が出て食べきれないという状況であれば心配はないとは思いますが、念のため食欲や体重なども合わせて観察する事も大切です。
うさぎにとっての糞は、ビタミン・たんぱく質・その他重要な栄養分を多量に含んだ、まさに「命の源」で、糞をしなければ栄養不足になって亡くなってしまうこともあります。
軟便は大丈夫なの?
軟便の場合、盲腸糞がもっと柔らかくなったもので盲腸の調子が悪い時に出たりします。この糞は、うさぎは食べません。
盲腸糞のシステム
うさぎは胃が1つしかなく結腸が大きくなっていると言う体をしています。胃から小腸に入ってきた時点では発酵してないのでうさぎは、自分で消化・吸収できる分は吸収しその残りを盲腸に送り込みそこで発酵を行っています。
発酵により体にとって大切な栄養分が腸内細菌により沢山作られます。
システムは、「食べたものをまず吸収できる分を吸収→その残りを細菌によって発酵→利用できる栄養素を作らせる→また吸収・利用する」という流れです。
盲腸で発酵が行われた後は、すぐに結腸になってしまう結腸は小腸よりも栄養素の吸収能力は劣るので発酵させた後に結腸にすぐ送られてしまうと、せっかく作り出した栄養素がほとんど吸収される前に排出されていってしまいます。
生後6か月位までの小うさぎは、成長するために大人うさぎの2倍程のカロリーが必要なのです。
老化の時期は、餌を減らし体重のコントロールが重要となります。
5歳を超えると、太らないよう注意が必要です。
それは、新陳代謝が悪くなるからです。
そしてカルシウムの少ない物を選ぶ(餌)事も大切で、分からない場合はシニア用も売っているので手軽に悩まず購入できるでしょう。
まとめ
糞とは、汚いものだと思っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、うさぎにしたら汚いものではなく、生きていく為に無くてはならない物だと分かりました。
命の源ですので、出ていなかったり少しでもおかしいと思ったらかかりつけの病院などに行きましょう。
盲腸糞を出すには、普段の与える食事も重要になってきますので、しっかりと観察も含め飼育していきましょう。
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